そうしん食の起業家ツアーでは、鹿児島の産地に伺って現場目線を学ぶ「食材ツアー」を開催しています。
今期は日置・いちき串木野方面へ。
まずは、日置市でトマトを栽培している「ヨツハトマトファーム」さんへ。
栽培方法や完熟での収穫について試食や見学を交えながら学ばせていただきました。
水も土も最小限の栽培方法、病気や害虫リスクを減らすことができるそうです。
トマトの販売ルートを直売と近隣の販売店に限っているのも、完熟で出荷するため。 完熟の真っ赤なトマトと、一般的な収穫のタイミングのオレンジ色のトマト(流通している間に赤くなるそうです)を食べ比べさせていただきました。
味が全く違って、完熟の味が濃いことに驚かされます。
「ミニトマト」と一言で言ってもいろんな品種があり、ヨツハさんでは4種類栽培されていて、食べ比べさせてもらいました。皮の薄さや厚さ、酸味や甘味が全然違っていて、ミニトマトの面白さを体感させてもらいました
温かいトマトスープもいただきました。トマト100%の贅沢なスープ。優しい味で本当に美味しく、感動的でした!
続いてこちらへ。白熊といえば?
セイカ食品さんです。鹿児島市の唐湊と日置市に工場があり、日置工場はアイスクリームの製造を行なっています。
セイカ食品さんの工場は予約すればどなたでも見学できます。撮影はできないのですが、白くま誕生の歴史や伝統などをわかりやすく学ぶことができ、実際にアイスの製造の様子を見学することができます。
見学通路の見せ方がとても勉強になる場所です。
大人も子供も分かりやすく学べるように順路や壁のディスプレイが作り込まれていて、案内してくださるスタッフの方のお話も分かりやすく、楽しく学ぶことができます。
最後はアイスの試食もあるのが嬉しいところ♪
続いて、江口蓬莱館の隣に新設されて「ツキヒテラス」へ
月日貝の養殖や全国流通に取り組み始めた佐々祐一さんにお話を伺いました
月日貝漁のこと、海の現況、今後に向けて考えていることなど。
先見性を持った深い考え方はとても勉強になります。
その後は、とれたての月日貝と日置の恵をバーベキューで楽しみました!
天気も良くて穏やかな海。潮風を浴びながらのお昼ご飯は贅沢で、ゆっくり話をすることができました。
最後はいちき串木野市の池之上果樹園さんへ
みかん栽培65年という池之上さん。
このあたりはみかん団地とも呼ばれ、6軒のみかん農家さんが隣接しているのですが、65年前に山を切り開き、開拓する頃の話から現在まで、みんなで話し合い力を合わせていろんな努力をされてきたことをお話しいただきました。
サワーポメロの発祥地でもあり、通年販売できるよう1年を通していろんな種類の柑橘を栽培していらっしゃいます。池之上さんのみかんは柔らかくて甘くて、いくらでも食べられそうな美味しさ!
みかんへの愛情と百姓としての誇りが伝わってきます。
食材ツアーを通して、受講生の皆さんからも
・周りのことも考えて取り組んでいてすごいと思った。
・この方が作るから美味しいんだろうなと感じた
・何十年も前からの努力とこれからのこと、とても勉強になりました
など感想をいただきました。
それぞれの現場で頑張っている方がいらっしゃるから、毎日豊かな食生活が送れる。
本当に幸せなことだなーと思います。
ご対応いただいた皆さん、ありがとうございました!
アカデミーもいよいよ後半戦へ!次回は商品開発と加工実習について学びます