半年かけて、リニューアルに携わらせて頂いた「山形屋食堂」が昨日オープンしました。
新しい空間は、まるでホテルみたいです。
私は、鹿児島生まれの鹿児島育ち。
鹿児島県民にとって、ここは特別な場所です。
「昔は、山形屋のレストランで食べるのことが楽しみだった。」という話は、良く耳にします。
今回、お客様を出迎える場所に大きなパネルが設置されました。
こちらです!昭和7年当時の山形屋食堂。
その当時は、4階にあったそうです。
レストランという場所が、ほとんどなかった時代。
山形屋で買い物して、レストランで食べることが楽しみだったのも頷けます。
「夢だった」と言われる方もいらっしゃるそうです。
昭和初期で、このハイカラな雰囲気。オシャレですよね〜!
今回のリニューアルは、この当時の店内の雰囲気を取り入れてあります。
天井が高くなって、アーチが優しい空間を演出しています。
フロア全体を改装し、従来より広くなったレストラン。
いろいろなタイプのお部屋があります。
シックな雰囲気の部屋は、仕切ることが出来、個室としてパーティをすることもできます。
キッズスペースも広々。
珍しい外国の絵本や、知育玩具がいっぱいで、何よりこの椅子テーブルがなんともいえない可愛さです!
お手洗いには全室にベビーチェアが設置され、オムツ替えスペース・授乳室など、家族連れに嬉しい設備も充実しています。
新しいロゴマークは、山形屋のドームをステンドグラス風にデザインしたオシャレなものが完成!
ひそかに、トマトが隠れているのわかりますか(^^)?
グランドメニュー・キッズメニューの他に、ティータイムのカフェメニューや朝食メニュー、期間限定メニューもあります。
詳しくはホームページをご覧下さい。
今回、山形屋さんのお仕事をさせて頂くにあたって感じたことが「こだわりがすごい!」ということ。
今まであまり表に出されていませんでしたが、新たにこだわった部分も含めて、もっとお客様に知ってもらおうと、こんな冊子も作成しました。
昨日のオープンは、開店早々、リニューアル前の常連さんが続々と訪れ、11時前には行列ができていました。
302席という席数を聞いた時は、想像もできないという印象でしたが、やはりお客様の数が違いますね。足りなく感じるほどでした。
今回のリニューアルは、実に33年ぶりだそうです。
そんな歴史に残る貴重な機会に、お声がけ頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
冬に始まったリニューアル。気がつけば、春が来て、初夏を迎え、長い梅雨を超えて、今はもう真夏。
正直、私で大丈夫だろうか・・・と不安も大きかったですが、皆さんに支えられて、オープンを迎えることができました。
昨今、テナント経営が多いデパートの飲食店。
そんな中、自分たちでお客様をお迎えしたいという山形屋さんの姿勢やこだわりは、とても勉強になりました。
新しい食堂も、きっとたくさんの方に愛される場所になると思います。
皆さんもぜひ足をお運び下さいね(^^)