第3回鹿児島フードコーディネーターカレッジ最終回(2)

2019年07月20日

最終回のご報告。続き☆

撮影スタイリングの残り半分をご紹介します。

 

5.商 品 名:お家でお気軽にスイーツを作成できる

  コンセプト:hand made パウンドケーキキット〜辺塚だいだい〜

なんと!とても便利で可愛いパウンドケーキキットの商品を考えてくださいました。粉・油・辺塚だいだい果汁が計量してあって、卵さえあればすぐ焼けるキッドです。

まずは自分でスタイリング。賑やかなクロスがパッケージの可愛さと合っています。

 

少し手直し。後ろにあるケーキが遠かったので近づけて、ピントも奥まで当たるよう調整してもらいました。

そして果実はお皿に乗せることで居場所が明確になり、存在感が増します。

今度は手前にケーキ。後ろにキットバージョン。

こんな質感のケーキが焼けますよ〜と、ケーキの質を伝えるための写真。

ケーキを起こして表面が見えやすいように。後ろのケーキとの高低差を少なくして視線を繋がりやすくしました。

青いお皿に乗せているケーキもひと工夫。カットしたケーキを斜めに置くことで写真に動きが出てきます。

 

 

6.商 品 名:HETSUKA DAIDAI ブランマンジェ

  コンセプト:こなみずきで作るブラマンジェ

こちらは、1期生のOBの作品。辺塚だいだいのブランマンジェに手作りの赤しそシロップをかけています。

色がとても綺麗ですね。

私の方で少し修正させてもらいました。

グラスが縦に存在感があるので写真を縦撮りに変更。

爽やかな雰囲気に撮りたいとのことでしたので、敷物にブルーをさし色で入れて、クリアなガラスの敷皿をチョイス。

赤しそシロップがかかった小さなグラスには黄色の敷皿を使いました。

色が入ってくると、商品がより引き立ちます。

そして、最後はトッピングの辺塚だいだいに見立てたグリーンレモンを大きな半月スライスに変更して存在感を出し、敷皿をクリアから水色に変更。

シロップもガラスの器に入れて透明感を演出し、写真への入り込みも増やしました。

 

 

7.商 品 名:秘境に残る緑色の宝石「辺塚だいだいピール」

  コンセプト:辺塚だいだいを丸ごと食べよう!

辺塚だいだいに見立てて、グリーンレモンでピールを作り、パンに練り込んだりデザートに乗せたりして食べ方提案を盛り込んだワンプレートを入れて撮影したいとのこと。

まずは自分でスタイリング。

このランチョンマットの柄も活かしたいと並べていました。

こちらもパッケージの高さやグラスの高さを考慮すると縦撮りの方が活かせたので、撮り方を変更。少し配置を変えて、ピールを一番目につきやすい場所へ。

ワンプレートも存在感が増すように手前に寄せました。

最後は、柄を生かしたいランチョンマットを縦に置いて、奥行きを出し、ワンプレートの中身もより見えやすいように配置を調整。
デザートも辺塚だいだいに見立てたグリーンレモンのスライスやミントを目立つように飾って存在感を出しました。
ピールの横に添える果実も輪切りにしてアップ!

コーヒーカップをバックに添えて、優雅なブランチをイメージしました。

 

 

 

8.商 品 名:辺塚だいだいマヨネーズ

  コンセプト:辺塚だいだいもぎたて香るマヨネーズ

最後はイメージ撮影。

辺塚だいだいマヨネーズをつける瞬間を撮りたいとのこと。

これはスタイリングにプラスして、カメラマンさんとの息を合わせることがとても重要になります。

何より箸上げする自分がブレないこと、そのためにどんなポジションどりするかが大切です。

そして、いかに自然に見せるか。。

この写真は背景のバランスは良いのですがお箸が真上から写真に入っているので少しNG.

今度は真横からお箸が入っているのと、空間がないのでキツイ印象になり、少しNG.

マヨネーズのトロンとついてる感じはとても良いですね!

最後のカットは、お箸の向き、空間のバランスも整ってきました。

でもこの撮影、見た目以上にキツイんです。

腕はつりそうになるし、お箸のギリギリを持たないといけないので指先も力が入ります。見た目以上に大変な撮影ですが、このようにグッと寄って美味しそうなシーンをクローズアップする写真は、とても訴求力が高く、お客様の心をくすぐります。

 

お互いを見ながら、自分の作品を実践して、カメラマンさんともたくさん話をしてとても濃い撮影スタイリングの時間になりました。

短時間で商品の特徴を出して、形にした受講生の皆さん、お疲れ様でした!

お仕事などそれぞれある中での課題、大変だったと思います。どれも素晴らしい作品でした。努力の賜物ですね♬

 

最終回のランチは「森のかぞく」さんへ♬
有機野菜を育てている園山農園さん直営の野菜レストランです。

どんな思いで野菜を育て、どんな思いで料理を作っているのかお話いただきました。
森のかぞくの最初の一皿はこんもり盛られたフレッシュなお野菜のサラダ。

いろんな味のおばんざい的なお料理も添えられていて、味の変化や温度の変化が楽しい一皿です。

私は、この日お魚を選びました。「メカジキの唐揚げ」

玄米ご飯に熱々のお味噌汁。

身体が芯から喜ぶご飯です。こんな食事を毎日したいなーと感じる森のかぞくさん。事務所からも近いのでリフレッシュしたい時や、野菜をモリモリ食べたい時に伺っています。

ランチの食べ歩きも5回目。受講生の皆さんもリラックスしていてとても楽しそうでした(^^)

 

◆アンケートより

・撮影スタイリングは色・バランス・空間・食品の顔など普段の食卓ではしない盛り付けや切り方が大事なポイントだということを学ぶことができた。

・本格的な撮影のノウハウを見るのも初めてだったので、感激でした。雑誌などを注意深く見ながら今後も勉強しようと思います。

・目で見た感じと撮影した写真とでは全然違うと感じました。バランスが大事だと思いました。

・現実的なスタイルを考えてしまいがちだけど、メインにするものを引き立たせるスタイリングが重要なのだと実感できたことが勉強になりました。

・商品開発するにあたり、付随するものに物語を作ることが楽しくもあり、難しくもありました。

・とても楽しみながら商品開発できました。酸味の調整に時間がかかりました。

・だいだいは牛乳や豆乳に混ぜると固まってしまうことを知らずに失敗をして学びました。もっとこうした方が美味しくなりそう!などと考えることが楽しかったです。

 

◆全5回のカレッジを受講してみて

・今まで何も考えずに商品開発をしていたことに気づいた点が多かった。コンセプトを明確にすると物事が進みやすい。受講を通して皆さんとのご縁ができたことに感謝です

・毎回いろんな分野のお話が聞けて、フードコーディネーターがどんなお仕事なのか知ることができ、受講者の皆さんとの出会い、料理への興味がもっと湧いて、たくさんのことを得ることができました。受講してよかったです!

・1回1回とても勉強になりました!皆さんと学べて楽しかったです。今後に活かしていきたいです。

・食に関する様々なことが学べて良かったです。「美味しそう」を見た目でも味わえるよう工夫していきたいと感じました。本当に勉強になり、とても楽しかったです!

・主婦目線になりすぎていたけど、スタイリングの楽しさや技術を学び、仕事として食と向き合っている方々と出会い、とても刺激になりました。食べることと魅せることの違いもとても勉強になりました。楽しかったです!

・食に対する考え方や見方や見せ方も開発の難しさも、それに付随する法律の関わりも学ばせてもらいました。また参加したいです。

・フードコーディネーターがこれほど多岐にわたるお仕事だとは知りませんでした。とても興味深く意義深いお仕事だと思いました。楽しさとともに考え方の発見のある時間でとても有意義な時間で行くのが毎回楽しみでした!

 

皆さんからの、たくさんのメッセージ。ありがとうございました。

毎回アンケートをとるのは、私たち講師陣にとって講座内容を反省したり見直したりするために。そして、受講してくださった皆さんが1日を振り返り、より記憶に残してもらうためにです。こうやって残すことで次回のカレッジをより良く改善できます。一人一人の顔を思い浮かべながらじっくり読ませてもらっています。

 

第3期もあっという間に終了でした。

楽しかった!という笑顔が何より嬉しいです。美味しいことは楽しく学ばなきゃ、自分たちがまずはワクワクしなきゃ!お客様には伝わらないと思っています。来年も初夏の頃に開催する予定です。ご興味がある方はホームページでの告知をチェックしていてくださいね(^^)

 

長文を最後までお読み頂き、ありがとうございます。

カレッジ開催にご協力いただいた講師の皆さん、飲食店の皆さん、ツアーで訪問させていただいた皆さん、本当にありがとうございました!

杉水流 直子 / 日本フードコーディネーター協会認定 1級フードコーディネーター / 株式会社 Table of Smile 代表取締役

杉水流 直子 Naoko Sugizuru

日本フードコーディネーター協会認定
1級フードコーディネーター
株式会社 Table of Smile 代表取締役

鹿児島市出身。鹿児島純心女子短期大学食物栄養専攻を卒業後、甑島で3年、鹿児島市で2年、学校栄養士として食育と栄養管理に携わる。

株式会社寿福産業にて8年間、フードコーディネーターとして、メニュー監修や撮影スタイリング、店舗コーディネート、販売促進などを担当。