鹿児島の食材を使い、水無月にちなんだモチーフを自分の手で作り上げる和菓子教室。昨年に続き今回も、あたはん 瀬川知恵美先生より楽しく教わりました。
まずは先生の秘伝(!)の梅干し(鹿児島県産の梅を使用)を使った梅大福作りからスタート!餡を包み上げるのは勿論、包む雪平(求肥に卵白と餡を加えて練った生地)の生地から作りました。できるだけご自宅でも再現しやすいように…と、梅干しや電子レンジを使った工程をリズミカルにレクチャー♪梅をイメージしてほんのりピンクに染まった生地で、上品な大福に仕上がりました。
続いて、練り切り作り。今回はこの季節の代名詞でもある紫陽花や、Garden Kitchen Studioのシンボルツリーともいえるねむの木の花のモチーフをご考案いただきました。どちらもスタジオから見える可憐な花々。皆さん指先に集中し、1つ1つ完成する度に「かわいー!!♡」を何度も連呼されていました。
今回のお菓子はこちら。。。
︎︎︎︎☑︎雪平製
入梅(にゅうばい)
︎︎︎︎︎︎☑︎練り切り製
ねぶの花
紫陽花
季節のお話を盛り込むのも先生の教室のお楽しみの一つ。ねむの花を敢えて「ねぶの花」とされたのは、松尾芭蕉が詠んだ句
〈象潟や雨に西施(せいし)がねぶの花〉
から。まさに今の鹿児島の気候のように、かわりやすい雨の季節、雨と晴れの対比を詠んだものなんだそうです。奥が深い!
作り上げた後はラッピングをし、お持ち帰り用に♪その間に先生が仕上げてくださった練り切りと、霧島の今吉製茶さんにご用意いただいたオーガニックの抹茶「とくべつ抹茶」を美味しく味わいました。今吉製茶さんは冷茶2種の試飲もご用意くださり、お菓子もお茶も心豊かに堪能できました。ありがとうございました♡
スタジオ前のねむの木は、ご近所の方のお話だと何十年も昔から川沿いのこの場所にあり、唯一花を咲かせるこのシーズンに窓の外の花を眺めながら楽しんでいただきたい、という想いも込めて、この企画に至りました。
また、ねむの木は日が沈むと葉を重ねて閉じることから、「夫婦円満」「家庭円満」として、縁起の良い木だそうです。この円満をご家庭だけに拘らず、色んなコトモノへの円満に繋がって欲しいという想いを込めました。
日本に住んでいてもまだまだ知らないことが多い和の心。今回の時間やご縁を通して、参加してくださった皆様にも何か心豊かに感じていただけたものがあれば幸いです。
ご参加いただいた皆様、今吉製茶さま、そしてあたはん 瀬川知恵美先生、どうもありがとうございました。