地元の皆さんが「ここは陸の宝島」という場所。
肝付町岸良(きしら)へ行ってきました。
統廃合により廃校になった岸良小学校です。
とても綺麗で開放感がある可愛らしい校舎。
今年度より、NPO法人 陸の宝島さんが、町おこしを目的とした「岸良でで(だいだい)」の
特産品開発を始めています。
元職員室が選果場へ。
学校で子供達の成長を見守っていた体重計は、そのまま計量用へ。
職員室の黒板には、岸良の子供達の写真と活動への熱い思いが。
森川海に恵まれたふるさと岸良
ここには豊かな土地がある
ここにしかない柑橘(でで)がある
ででは自然を守り、岸良を支える財産!
と、書かれています。
「でで」とは「だいだい」のことです。
内之浦や佐多でも栽培されている「辺塚だいだい」
ここ岸良にも辺塚だいだいがたくさんあり、地元の人は「岸良でで(きしらのだいだい)」と呼んでいます。完全無農薬で育てられていて、自然の恵みそのものです。
今日は、でで果汁を絞るところを見せていただきました。
ひとつひとつ丁寧にカットして、少量ずつ絞るので、皮に含まれる苦味もほとんど抽出されず、美味しい果汁が絞れていました。
岸良小学校の歴史を見ると明治9年に開校したようです。
でも、人の家の敷地内にあったと書いてあります!びっくり!!
今日は、樹齢150年の岸良ででの原木も見せていただきました。
この樹を元に、苗木を増やし、ででの産地にしていったそうです。
さすがは大木!
小粒のででが鈴なりになっていました。
辺塚だいだいは、私が地産地消に取り組むきっかけになった思い出深い食材です。
今後の展開がとても楽しみです!!