参加してくれる高校生へ学びと経験を贈りたい。
そんな気持ちから企画した「ブラッシュアップ研修」
今日は、書類審査を通過した8名がプロの料理人からマンツーマン指導を受ける日。
日本ガスほのほのさんの素敵なキッチンを舞台に。緊張感も高まりましたが、それぞれ自分の力を発揮して、ブリ・カンパチを通して改善点を学び、圧倒されつつも、一文一句残さず学ぼう!という姿勢に感動した1日でした。
コロナの影響で、消費や流通が大きくダウンした
鹿児島のブリ・カンパチを消費拡大を応援しようと動き出した県漁連さん主催のこの企画。
緊急対策ということもあり、企画提案したのが8月。動き出したのが9月。10月には応募をスタートし、11月には書類審査とブラッシュアップ研修!という、とてもハードなタイムスケジュール。
1番の心配は、高校生も、審査員をお願いしたい方々も忙しい時期で、どれだけの協力と参加をいただけるかということでした。
でも審査員の方々には本当に快く引き受けていただき、メディアにもたくさん取り上げてもらって、高校生の応募も217通!本当にありがたかったです!久保さんのポスターデザインもたくさん褒められました☆
みんなの一生懸命が詰まっている応募用紙をすべて目を通して審査。いいものがたくさんありました!でも書類審査を通過できるのは8人だけ。
心苦しさもありましたが、選出した8名へのブラッシュアップ研修ではたくさんのドラマを見ることができて、感動の1日でした。この研修は、実技審査に進む前にプロからアドバイスを頂き、自分のレシピをブラッシュアップしようというものです。
30分、シェフの前で料理をつくり、その後30分アドバイスや指導をいただきます。
高校生にとって緊張高まる舞台と、プロの前で料理を作る重圧。
ホントにすごい緊張が伝わってきて私もドキドキするほど。。
そんな中でも高校生の皆さんは、聞きたいことや知りたいことを素直に質問し、みんなメモる!メモる!!
一文一句、大事にしようという心意気が感じられて、高校生が提案した料理に対して、シェフがアドバイスしながら、改めて作ったものを味見した時の驚き!同じ材料でも少しの心がけでこんなに違うの??とびっくりしてました。
・魚の切り方でタレの絡み方が全然違った
・ダシの旨味、美味しさが全然違った
・ハーブの使い方や盛り付けで見た目も味もすごく良くなった!
・どうやったら指導してもらったことを自分に活かせるか考えたい。
・こんなやり方もあるんだ!と、びっくりした。
・手際と段取りを見直して実技審査に挑みたい!
・ブリの臭みの取り方や火入れの方法が勉強になった!
などなど、
高校生の皆さんにとっては学びが本当に大きかったようで、指導を受けた直後はしばし固まってました。。。
みんな、ほのほのさんに来た時は、不安そうな表情を浮かべていたのに、帰る時は目標を見据えた凛とした表情になっていて実技審査がとても楽しみになりました!
タイトなスケジュールと分かっていながら、どうしても入れたかったブラッシュアップ研修。
料理に興味が湧き始めた高校生に、プロから学ぶという機会を通して、いろんなことを感じて欲しかったからです。基本、応用だけでなく、段取りや見せ方、食べる人への思いやりなどなど。料理から身につけることってたくさんあります。
講師を引き受けて下さったプロの皆さんの教え方、内容、的確で分かりやすいアドバイス。
私自身もいろんな事を学べたブラッシュアップ研修でした!
実技審査は12月19日。鹿児島市魚類市場内のキッチンで開催します!
古畑シェフ、青木シェフ、寺地シェフ、勘代料理長、本当にありがとうございました!
高校生の皆さんが本領発揮できるよう、私たちもサポートを頑張りたいと思います☆