阿久根はイワシの産地ってご存知ですか?
鹿児島の北薩地域の漁場では昔からイワシがよく取れていたそうで、丸干しに加工する工場がたくさんあります。10月4日イワシの日に合わせて、イワシのイベントをやりたいねという話から、イワシの水揚げの様子を見せていただくことになり、6月に伺いました。
なかなか朝の様子を見る機会はないので、とっても楽しみにしていました!
この日は久しぶりの豊漁だったようで、朝早くからたくさんの方が選別や仕入れ作業をされていました。黙々とテキパキと、そして笑顔も飛び交い、皆さん楽しそうにお仕事されている姿が印象的でした。
阿久根では主に3種類のイワシが取れます。
上がカタクチイワシ(上顎が突き出してるのが特徴です)
下がウルメイワシ(青い帯がきれいです)
このほかに、水玉模様が特徴のマイワシもいます。
水揚げ仕立てのキラキラのイワシは本当に綺麗で、ずっと見ていられるほど。
競りが行われる様子も見せていただきました。これまでは威勢のいい競りを見ることが多かったですが、阿久根のイワシの競りはとても穏やかな雰囲気でした。
それぞれが購入したイワシを漁港で下処理作業へ。
鮮度の落ちが早いイワシ。氷塩水につけて工場まで運ぶそう。
この氷塩水のブレンドがそれぞれの会社さんの味で、企業秘密なんだそうです。
大きな容器にあっという間に山盛りのイワシが入れられていきます。
仕上げの塩ふり。パッと撒く姿が、ザ・職人という感じ!
こうやって、阿久根の伝統が守られているんだなーとしみじみ思いました。見学させていただいた、下園薩男商店さん、北さつま漁協の皆さん、朝早くからご対応ありがとうございました!
◆10月4日のイワシの日に向けて・・・やりたいことは
「104人でいただきます!!」
100人でいただきますはこれまで7回開催していますが、イワシをテーマにするなら104人だねと(^^)
100人でいただきますは、
・生産地で開催する
・テーマ食材の学びを提供する
・いただきますとごちそうさまの意味を知る
・みんなで一緒に食べる!
が大きな4大項目です。まずはどんな学びやワークが可能か、みんなでアイディアを出すところからスタートしました。
イワシを通して阿久根の魅力も伝えたい。再確認したい。
そんな思いをのせてスタートした企画でした。
イワシが食べられるのは漁師さんのおかげ。
丸干しが食べられるのは加工してくださる方のおかげ。
美味しいものに感謝する気持ち、背景を知ることで気づくこと。
「104人でいただきます」に詰め込みたいと思いました!
本番の記事もぜひご覧ください。