いちき串木野市にある市来農芸高校では、生徒達が教材として黒豚を育てています。
今年は、その黒豚を市と市内外飲食店と学校の恊働で、いちき串木野市の食材としてブランド化を図ることと
消費者ニーズとマーケーティング、販売など広い視野で学習する機会を設け、生徒達に実践力を身につけてもらう
目的で【黒豚プロジェクト】を立ち上げました!
まずは、自分たちの育てた黒豚を「深く知る・自信を持つ・誇りに思う」ことが大切です。
座学だけでなく、実際に食したり、ブランディングについて考える実習をご提案させていただきました。
第1回目は、みんなで自分たちの育てている黒豚についてもっと知るところから。
市木農芸高校では、どんなことにこだわって黒豚を育てているのか。
えさは?環境は?品質は? 各自、事前に調べてきたことを発表してもらいました。
では、なぜこだわりをお客様に伝えないといけないのか?
差別化が消費者に与える物は何か?
などをディスカッションしました。
そして、お楽しみの試食タイム!
左側が市木農芸高校の黒豚です。
試食する時に気をつけるポイントをお話させて頂き、いざ実食!!
黒豚しゃぶしゃぶは、鹿児島に観光に来られる方達に人気の料理ですが
意外と、日常的にはあまり食べる機会はありません。
生徒達もそれぞれしゃぶしゃぶして、肉の色の変化、アク、脂などを見ながら味見してもらいました。
続いて、ソテー。
トンカツ用の肉をアメリカ産と比較してみました。
お肉を見るポイントを説明しているところです。
パッと見は、あまり大きな違いはありませんでしたが、市木農芸高校の黒豚らしい肉質の
ポイントがありました。
フライパンでソテーして、試食。
ナイフでの切り心地・肉汁・歯ごたえなどを感じてもらいました。
みんなで、食べ比べ結果を検証し、市木農芸高校の黒豚の味の特徴をまとめて、第1回目は終了しました!
この食べ比べとこだわりの振り返りを通して、見えてくる事がたくさんあって、次回がとても楽しみです!!