第1期フードコーディネーターカレッジ 3回目

2017年07月08日

 

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3回目のフードコーディネーターカレッジは、1級フードコーディネーターの竹之内 薫さんに「商品開発の仕事」についてお話をしていただきました。

竹之内さんは、たるみず畑の商品を中心に、垂水加工グループの商品開発や「ハイ!どうぞ!」の商品開発にも携わっていらっしゃいます。

 

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垂水の特産品「インゲン」は全国1位の出荷量を誇ります。

そのうち、3〜4割は規格外や傷物で、市場に出荷できないし収穫もしていない状況だったそう。

これらを商品化することで農家の所得を少しでもあげられないかと始めたのが、こちらのポタージュ。試作品は100を超えたそうです。

最初はレトルトで作り、試行錯誤の末、粉末タイプに改良したそうです。
今ではソラシドエアの限定パッケージができるほどに!

すごいですね。このほかにも垂水の食材を使ったドレッシングやかりんとうなど、みんなで味見もさせてもらいました。

どれも優しい味で美味しかったです!

垂水では、ほぼ1年中(9月から6月まで収穫可能)インゲンが作られているそうです。

商品開発する時に気をつけたこと、難しかったことなど惜しみなく教えていただきました。

 

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そしてお楽しみのお昼ご飯は、「日本料理 石原荘」さんへ。

お出汁が上品で、器も可愛らしくて、女性好みのお店です。

お料理は品数も多くてボリュームがあるので、男性でもお腹いっぱいになったようです。

 

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やっぱり、みんなで食卓を囲んで、話をしながら食べることを共有する。

こんな時間が大切だなと感じています。

テーブルもゆったりとした造りで、居心地良かったです。

ありがとうございました!

 

午後は私の方から「販売促進について学ぶ」と題して、販促ツールの種類と役割についてご紹介し、実際にテーマを元にチラシを書いてみる実践を行いました。

いきなりチラシを書くというのは、簡単なことではありませんが、皆さんそれぞれ工夫を凝らしたチラシが完成していました。

◆竹之内さんのお話を聞いて、参加者の皆さんからの感想
・ストーリーやコンセプトの三要素がわかりやすかったし、印象に残りました。
加工品の表示等についてもう少し聞きたかったです。
・開発のエピソードや課題等を直接聞くことができてよかったです。竹之内さんの中にある原点をとても大切にされているんだなとも感じました。ハイどうぞのお話もとても面白かったです。ありがとうございました。
・決めておかなければならないことや、選ぶポイントなどとても参考になりました。販売までの流れの期間等、計画が大事だと学びました。
・具体的で身近なお話を聞けてとてもよかった。アイディア、目のつけどころ、インスピレーション、大事だなと思いました。たるみず畑のパンフレットが可愛くてワクワクする感じがしてとても良いと思います。
・商品開発をするにあたって、ストーリー、コンセプト、ターゲットを決めて進めていくことが一つの方法だと知りました。同じ商品でもパッケージを変えるだけで印象が変わるので大事だと思いました。また、固定概念を捨てて、遊び心が大事だと思いました。

 

◆販売促進について

・販売促進と営業の違いが分かり、ちらし作成の練習ができてよかった。チラシでNGなのは?
・販売促進において大切なこと、一人一人の考え方で見方や受け取り方が違うため、重要なポイントがとても分かりやすく勉強になりました。今日もありがとうございました。
・ポスターで伝える難しさがよく分かりました。必要な情報を入れながら伝えたい点を強調する。この目線で今後、パンフレット等を見ていきたいです。
・とても勉強になりました。自分の絵心の無さを実感。ありがとうございました。
・チラシを書く作業はとても難しかった。販促にはいろいろなツールがあるんだなと学びました。
・同じ情報でチラシを作成したが、ターゲットの設定を変えただけでチラシのイメージが変わり、勉強になりました。
・自分もその商品についてしっかり勉強しないとと思いました。日常、チラシを見るときにも心がけたいです。
・販売促進は売ることではなく、購入のきっかけや動機付けをすることだと初めて知りました。普段見ているチラシや幟などにも販売促進の効果があることを学び驚きました。
 

今回もあっという間の1日でした!
次回は食材探訪ツアーです。学び多き時間になると思います。楽しみです!

 

 

 

杉水流 直子 / 日本フードコーディネーター協会認定 1級フードコーディネーター / 株式会社 Table of Smile 代表取締役

杉水流 直子 Naoko Sugizuru

日本フードコーディネーター協会認定
1級フードコーディネーター
株式会社 Table of Smile 代表取締役

鹿児島市出身。鹿児島純心女子短期大学食物栄養専攻を卒業後、甑島で3年、鹿児島市で2年、学校栄養士として食育と栄養管理に携わる。

株式会社寿福産業にて8年間、フードコーディネーターとして、メニュー監修や撮影スタイリング、店舗コーディネート、販売促進などを担当。